給水塔

私の勤務先と東京学芸大学との間に立っていた、これも陸軍の遺構の給水塔です。見るからに怪しげな建造物は、近隣のランドマークになっていましたが、これも2004年7月に解体されてしまいました。→解説パネル(勤務先の2004年文化展に出品)
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私の勤務先に建っている高さ60mの通信鉄塔の頂上から撮影した、給水塔の上部です。南に向けて守衛所らしきものが建っており、太平洋側から攻めてくる爆撃機を監視していたのでしょうか。
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林望著「東京珍景録」(新潮文庫)にも、「その黒ずんだコンクリートの塔を見上げながら、私の心の中には、陸軍諜報部とか謀略とか、なにやら不吉な影が忍び寄ってくるような気がした。そういえば少年探偵団の『青銅の魔人』も、ちょっとこんな風の水道塔に昇降したのではなかったかしら。」と述べられており、街角観察をする者の興味を引く対象であり続けました。